Word版小説本文テンプレート共通取説

このページには当サイトで配布しているWord版小説本文テンプレート無料版・有料版共通の説明を掲載しています。

[Ad]

このページについて

このページはWord版小説本文テンプレート無料版・有料版共通の取扱説明書です。
基本仕様やトラブルシューティングをまとめています。
デザインやテンプレごとのスタイル設定箇所・設定値はシリーズごとのページをご覧ください。

配布ファイルについて

  • ファイル形式:docx
  • 作成環境:Windows 10+Word2016
  • 動作確認:Windows
  • 使用フォント:游明朝(一部Impact、游ゴシック)

基本設計

  • 商業文庫を意識した「読みやすさ」を追求したページ設定済。どう設定したら読みやすくなるんだろう…と悩む時間を削減して、執筆に集中しましょう!
  • 塗り足し込みのサイズに設定済。入稿の時に塗り足しをつけて…などの設定は不要です。
  • 「小説本文をコピペしたらフォントサイズや段落設定が変わってしまった…」を防ぎます。
  • スタイルで行間を固定しているので、ルビを設定しても行間が広がりません。
  • フォントを変えても行間が変わりません。
  • 柱の章タイトルは「見出し 1」スタイル設定箇所と連動。セクション区切りは不要です。
有料版追加要素
  • 中扉・目次・作品説明/注意書き・奥付ページを追加。本文まるごとデザイン済。更に執筆に集中しましょう!
  • 目次は本文と、奥付は中扉と連動。扉の情報が変わったのに奥付を直し忘れた…なんてこともありません。
  • 小見出し2種を追加。キャラごとの視点の見出しや日記風進行の日付部分にもぴったりです。

使い方

  • 「章」と「本文」を書き換えたらすぐに書き始められます。
  • 開始ページは「3」に設定しています。必要に応じて変更してください。
  • フォント設定は全てWindows標準フォントにしています。お好みのフォントに変更してお使い下さい。
  • 使用色は黒(自動)と白のみです。

推奨するPDF出力ソフト

Cube PDFは国産のPDF出力ソフトで、現在も開発が続けられています。
同人印刷所でもCube PDFを使用した出力設定について記載しているところが数社あるという意味でおすすめしています。

Just PDF 5は一太郎の開発元が制作しているソフトで、こちらも開発が続けられています。
レイアウトの再現性が非常に高く、WordやExcelファイルの変換が特に意識されているようなので、こちらもおすすめしています。
Just PDF 5のリンクはAmazonアソシエイトのリンクを貼っています

Wordの「名前をつけて保存」について

Wordの「名前をつけて保存」からでもPDFを出力出来ます。
但し、WordはOpenTypeフォントの利用には対応していますが、PDFへのOpenTypeフォントの埋め込みに対応していないため、本文にOpenTypeフォントを使用している場合はこの方法では出力出来ません。
また、(あまり小説本制作では利用しないと思いますが)WordでのPDF変換では埋め込み画像が非常に劣化する設定となっているので、画像を使っている場合は特におすすめしません。
PDF出力関係は以下の記事で解説しています。

利用上の注意

  • 利用報告は不要です。許可取りは要りませんの意。
    • メンション入りでの「このテンプレ使ったよ!」「良かったよ!」ツイート歓迎です!
  • カスタマイズはご自由にどうぞ。お好みの設定で使って下さい。
  • 再配布は固くお断りいたします。
    • アンソロ用を利用する場合は、執筆者様方に取説を読んでいただくことも兼ねて、取説ページを共有して下さい。
  • 配布しているファイルを使用したことによるトラブル、不利益についての責任は負いかねます。
  • Wordの使用方法に関するサポートは一切行っておりません。
  • 奥付に必ずクレジット記載をお願いいたします。テンプレート制作を継続するため、ご協力をお願いいたします。
テンプレ―ト:ALBA LUNA
https://albalunaweb.net/assets

Copy

カスタマイズ

注意事項

線や図形が入っているタイプのものはカスタマイズせずに使うことをお勧めします。
下記カスタマイズも線や図形が入っているタイプのものについては記載を省略しています。
カスタムに関してのサポートは行っておりませんので、分かる方だけ触って下さい。

塗り足しを削除する

用紙サイズ設定の縦・横をそれぞれ6減らす
ページ設定の余白>上・下・内側・外側の数字を3ずつ減らす
その他>ヘッダー・フッターの数字を3ずつ減らす

行間を変更する

ページ設定で余白・行数・行送りをお好みの設定にした後、ページ設定の「行送り」の値を、「標準」スタイル>段落>行間に設定する。
「見出し 1」スタイルには、同じく段落>行間に行送りの2倍の値を設定する。

フォントを変更する

全選択>フォントを変更、もしくは「標準」スタイルのフォントを変更する。
「見出し 1」スタイルは「標準」フォントと連動しているため、「標準」スタイルのフォントを変更すると自動でフォントが変わります。

トラブルシューティング

柱の章タイトルに「エラー!」と表示される

章立てがない作品など、「見出し 1」を設定している行が無い場合に、参照する箇所がないためエラーになります。
この場合は「エラー!」になっている箇所をバックスペースで削除します。
この時、代わりに手入力で作品名を入れる場合、該当箇所が太字になっており、太字ボタンを押しても解除されないことがあります。
その場合、スタイル一覧の「すべてクリア」を押してから、「ヘッダー」または「フッター」スタイルを当て直します。
(必要に応じて右寄せを設定してください)

Wordでは柱の章タイトルが出ていたのにPDFではエラーになっている

柱の章タイトルを表示している箇所は「フィールドコード(StyleRef)」という機能を使用しています。
PDF変換環境によってはフィールドコードを参照できず、エラーになるようです。
現時点ではAdobe Acrobat Onlineを使用するとこのエラーが発生するとのことなので、使用しないでください。

印刷所からフォントのエラーが出ると言われた

稀に、フォント埋め込みに関連してエラーが出る場合があるという報告を受けています。
下記で解決しない場合、使用するフォントを変更するか、使用するPDF変換ソフトを変更してください。

Times New Romanを使用するとエラーになる

何らかの理由で埋め込みに失敗する(?)ようなので、2024年以降制作のテンプレートにはTimes New Romanを使用しておりません。
この事象はテンプレート側の問題よりはOS・Word・フォント・PDF変換ソフトのいずれかの問題によるものと考えています。

太字を使用するとエラーになる

フォントのウェイトとして「Bold」が存在しないフォントを使用している場合にエラーになる可能性があります。
たとえば源ノ明朝はWordでBoldを出そうとすると「太字」設定を使用する必要がある(フォントのリストに出てこない)のですが、游明朝にはフォントとしてBoldというウェイトが存在しないのでエラーになる可能性がある、といった感じです。
印刷所でも太字やワードアートなどは利用しないでください、と記載がありますので、使わないでください。
テンプレート側では太字設定をしている箇所はありません。

ページ内の罫線や図形の部分がPDFに出ない

「表示」タブ>「印刷オプション」:「Wordで作成した描画オブジェクトを印刷する」にチェックが入っているかご確認ください。

柱のノンブルと章タイトルの高さが違う気がする

フィールドコードを含む文字列であるため、行中の高さに差が生じる場合があります。
また、左ページと右ページでも差が生じる可能性があります。(右ページにはノンブル以外入っていないため)
使用しているフォントによっても変わる可能性があります。
配布ファイル側では特別にそう設定している訳ではないので、Word側の仕様(不具合?)であると考えます。

ページの表と裏で微妙に行がズレる

かなり時間をかけて調整を試みましたが、Wordでは完全にズレないように配置することは難しいようです。

小説本制作のレイアウトと微妙に設定が違うのは何故?

各テンプレートの設定を確認すると、小説本文組版見本の本に掲載している各種組版設定とは余白も含めて微妙に設定が異なります。
ひとつはWordとInDesignでは文字の配置の仕方が違うため、完全に一致させることが出来ません。
もうひとつは、InDesignは単位がmm(Q・H)であることに対し、Wordはpt単位(文字サイズは0.5pt単位のみ)なので、こちらも完全に一致させることが出来ません。

【有料版】目次・キャプションページを削除したい

キャプションページの削除については、手順が少々分かりづらいのでTwitterに動画でアップしています。
動画はiPhone版Wordですが、PC版でもほぼ同様です。

【有料版】奥付の枠の幅が足りない

奥付ページの内容はノンブル部分を除き、テキストボックスの中に入れています。
テキストボックスの幅を変更してください。

更新履歴

2024.02.04 v2.00
バージョンアップに伴い、このページはWordテンプレート共通の取説ページとしました。
デザインなどの説明は各バージョン個別ページを参照してください。

2018.12.02 v1.00
初版公開。